▼濃茶の練り方
濃茶は茶せんで濃く練り上げ、香りや甘みなどをじっくりと味わいます。
濃茶を初めて召し上がる方は、見た目もドロッとしているので驚かれるようですが、本来お茶の持っている醍醐味をぜひ堪能して下さい。
濃茶は、茶会に同席した幾人かで回し飲みをするもので、一人分だけを練ることはほとんどありませんが、稽古などの際にはそれに限りません。濃茶の量は、お客様がそれぞれ三口半くらいずつ飲むので、お客様の人数に応じたお茶の量を練ることが大切です。
※下記は一人分の濃茶の練り方となります
1. | 抹茶を4g茶碗に入れる ※茶杓でたっぷり3杓で約4g |
2. | 湯の必要量の半分程度を茶碗に入れ、茶せんで茶の固まりが残らないように少しずつとかし、飲み具合のよいほどに湯を足して練り上げる ※薄茶の場合は60ccを目安としますが、濃茶は湯を少なめにして練ります |
3. | しっかりと練り上がったら、そっと真ん中から茶せんを引き上げて、できあがり |