▼お茶は気分しだいで飲み分けるのもイイネというお話です。
スーパーやコンビニをのぞくと、数多くのペットボトルや缶の緑茶ドリンクが陳列されています。香料などを加えて特徴を出したもの、ネーミングで自己主張しているもの…。見るだけでも楽しくなります。
その手軽さで大人気の緑茶ドリンクと、少し手間がかかる急須で入れるお茶を比べてみました。
■茶葉で入れたお茶の方が旨みが出る
緑茶ドリンクと急須で入れた煎茶の旨みや成分を比較すると、急須で入れた煎茶の方が、約3倍すぐれていることが分かっています。
理由
・緑茶ドリンクで使われている茶葉が、二番茶、三番茶が多いこと
・茶葉の量が250mlに対して2g程度しか使われていないこと(使う茶葉の量を増やすと渋みや苦みが強くなってしまうため)
さらに酸化防止剤としてビタミンCが強化されていること。やはり余分なものを加えると、お茶本来の旨みはそこなわれてしまいます。
■コスト面で比べると、どちらが経済的かは一目瞭然
ペットボトル
ピンキリですが100円くらいでしょうか。そこには2gの茶葉しか使われていません。
急須で入れたお茶
例えば、100g、1000円の一番茶を自分で入れると、単純にペットボトル約50本分。さらに急須で入れたお茶は、三煎まで飲めますから150本分となります。
■実際に100g、1000円の茶葉で入れると、1杯当たり〇〇円
1人で飲む場合(1回に茶葉5g使用) | 20回分×一回につき3煎=60杯 | 1杯16.7円 |
3人で飲む場合(1回で茶葉8g使用) | 12.5回分×一回につき3煎×3人=112.5杯 | 1杯8.9円 |
5人で飲む場合(1回で茶葉10g使用) | 10回分×一回につき3煎×5人=150杯 | 1杯6.7円 |